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浜田城跡

カテゴリ 観光地
URL http://www.kankou-hamada.org/modules/guide/view_detail.php?id=1070
住所 島根県浜田市殿町
問い合わせ 浜田城は現在の浜田市中心部・浜田川右岸の通称亀山という独立丘陵にある。元和5年(1619)に古田重治が大坂の陣の功績により、石見国に約5万石・丹波国に約5千石の所領を与えられ、伊勢国(三重県)松阪より浜田に転封された。浜田藩の歴史の始まりである。城を作る場所を選定するにあたって益田・三隅・周布など中世以来の武士団の居城・居館を検分し、浜田の亀山に決められた。城の範囲は北は松原湾・東は浅井川までとし、内堀との間に侍屋敷を置いた。西と南は浜田川とし、浜田川左岸に浜田八町(紺屋町・新町・片庭町・蛭子町・門ケ辻町・檜物屋町・辻町・原町)と呼ばれる城下町が形成される。浜田川は南西二方向の守りとなり、東に松原・外ノ浦・西に瀬戸ケ島・浜田と良港をもつ地として選ばれたのであろう。意外にも江戸時代以前の浜田の様子はほとんど明らかにされていない。15世紀の中国の文献には「番馬塔はまだ」として出てくることからすでに港町が形成されていたことがわかる。また、浜田城以前に中世の城郭が存在した可能性も考えられている。
築城後248年間、藩政の中心であったが、慶応2年(1866)7月18日、松平武聡の自焼退城によって、城としての役目を終えた。